「どこでもオフィス」へ。

やーっと落ち着いたのでご報告です。
2011年5月23日月曜日、事務所を移転しました。
「渋谷区桜丘」から、「どこでもオフィス」へ。

最近の言葉で言えば、「モバイルワーキング」あるいは「ノマドワーキング」。昔からの言葉で言えば在宅勤務に近いのですが、ニュアンスが少々異なる。つまり、「社員が毎日集まる確固たる拠点」というのを持たず、ひとりひとりが主体的に仕事場所を選んで自由に仕事をするという形態に移行したということです。

今後は自宅や、契約している共同オフィス、一時利用の共同ワーキングスペース、知人のオフィス、それから各地のカフェなどに出没しつつ仕事をします。

弊社は、現在ふたりだけの会社なので、今までも私が外出や自宅作業で不在のときは、弊社のえつこさんはひとりで事務所にポツーンと作業してました。
ふたりとも在席のときでも、なんとなく、刺激の足りない感じがありました。
なんか、こう、世間とふれあってない感じです。
これは社員2-3人の会社で独立オフィスで仕事をしている方なら、同感していただけるかもしれません。

今、私の思う理想の環境は、各自が自宅や好きな場所で仕事しつつも、同業や異業種の方々ともっと関わり合える開かれた共同ワーキングスペースにも出向いて活発にディスカッションやコラボレーションできたりする環境です。
一般的なシェアオフィスは、知人同士で借りているものだったり、きっちり仕切られていて閉じた空間になっていたりということが多いのですが、もっと多くの人と関わり合えて、それでいてしつこくない関係を保てる感じだといいいなと。
参考:世界で拡がる「コワーキング・スペース」というムーブメント、新しい働き方のスタイル。

ところで、ふたりだけの会社なのに、そもそもなぜ独立したオフィスを持ったのか。

大きく3点。
独立した自分たちのスペースがあってこそやれるサービスの形態を考えていたのが1点、さらにもう一個、事務所をまるっと使ってやってみたい事業があったのが1点、それから、以前は広く人材を募集して採用することも考えていたのが1点です。
前者2つについては、挫折したり方向性が変わったりということで必要がなくなり、最後の1点、人材については、「誰と一緒に仕事をするのか」というのが我々にとっては非常に大切ということに気づいたので、「この人!」と思った相手を口説く作戦に変更というわけです(現在、口説き中の人、1名)。
(知らない人を採用する場合は、円滑にコミュニケーションとれるようになるまで、ある程度の期間一緒にいるほうが良いと思う)
それから、単純に独立したオフィスを持ってみたかった。憧れ要素も大きかったのでしょう。

さてそんなわけで、次のフェーズでもがんばります。
新しい形態では、もっと効率的で気持ちよく仕事ができるはず、もっと主体的で責任感を持った仕事ができるはず、もっと面白いことをやれるはず。面白いことって、感覚的な言葉ですが、私にとっては新しくてまじめでわくわくするようなことです。

そんな弊社を今後とも、どうぞよろしくお願いします。

(お仕事関係のみなさまへは、来週、移転のお知らせを別途メールします)