自分で会社作って良かったことのひとつは、決定権が自分にある、ということ。
どんな仕事をするか、誰とするか、どこで、どんなふうにするか。
選びすぎて、そこに需要がなければ続けて行けなくなるけれども、また新しい場所、新しい需要を探すことができる。誰のWebサイトを作るのか。何のために作るのか。どんな世界(インターネット)を目指すのか。
自由すぎて怖くなるほどだ。しかし怖いことにも慣れる。慣れたかと思ったら、また、怖くなることもある。
重荷だとは思わないが、うまく行かないときにはもちろん焦る。
まじめで前向きで楽しかったりするインターネットが好きで、「楽しいインターネット」を増やすのは他の会社さんにお任せして、うちは「まじめで前向きなインターネット」を増やしていきたい。
熱意を持った人が熱く語れるインターネットが好きだ。
10月末で会社の第4期が終了し、11月から第5期が始まった。
5年目!? と自分でも驚いた。のんびりやってきたなあと思う。仕事は一所懸命にやっていたが、振り返ればどこかに辿り着くためにやっていたわけではなく、ただ誰かの役に立つこと、人と関わることや学ぶこと、成長することが楽しかったり、求められるのが嬉しかったり、新しいことにわくわくしたり、慣れないことに試行錯誤したり……言い尽くせないが。
5年目は今までとは少し違った1年にしたい。自分たちの目指してるものに向かって、しっかり進んで行きたい。
自由で、やはり怖いけれども、決めないよりは決めたほうがいい。漠然としているよりは、絞ったほうがいい。曖昧より、わかりやすいほうがいい。
5期は、いろいろと複雑なものを、シンプルにしていきたいと思います。