「MBTI 自己理解のためのワークショップ」を受けた

先月の初めあたり、mindmap.jpの伊藤 賢さんにお誘いいただいて、「MBTIを活用した自己理解のためのワークショップ」を受けてきた。
講師は萩原京二さん。にこやかで、気さくな方でした。

MBTIとは、精神科医・心理学者であるユングの「タイプ論」から発展させた自分自身を知るためのテストで、主にキャリアカウンセリング、組織開発、リーダーシップ開発、チームビルディングなどのキャリア研修の中で利用されているらしい。
単発でMBTIだけというのはあまりないのだとか。わたしはキャリア研修が行なわれる大きな企業所属じゃないし、こんな機会はなかなか無いので、大変ありがたかった。
自分がどんな人間なのかが少しでも分かったら、いろいろ明確になったり、迷いが減ったりするだろう。

事前に100問弱の質問に答え、その結果から割り出された「報告タイプ」が正しいかをワークショップで確認していくという感じで進められた。

MBTIわたしの報告タイプは「ESFP」で、「外向・感覚・感情・知覚的」だったのだが、最後の、「知覚的」以外はいずれも指向得点が低く、確かに自分としても明確じゃなかった。
ワークショップを終えてみると、「ESTP」かなと。

  • 外向(Extraversion)
  • 感覚(Sensing)
  • 思考(Thinking)
  • 知覚的(Perceiving)

で、「内向思考を伴った 外向感覚タイプ」。
つまり、「自分の内面より周囲に興味があり、直観よりは感覚を重視し、感情も大切だが論理がないと納得できず、調整・統率・整理するより状況に応じた柔軟性を好む」という感じ。

これは正解があるわけではなく、優劣があるわけでもなく、誰かが「あなたはこんなタイプだよ!」と言ってくれるものでもない。ただ自分がどうしていることが一番心地よいかで決めていくものだ。

このワークショップを通して、もうひとつわかったのは、「タイプの違う人の思考は本当に理解しがたい」ということ。
タイプで分けていくと、何かのものごとに対しての処理方法が、綺麗に分かれる。
ワークショップ中に、賢さんが「ひとりでツーリング行くときの楽しみ方」について詳しく語っているときに、わたしは思わず「ええっ、それは本当に楽しいのですか」と訊いてしまったりした(スミマセン)。

タイプの違う人は存在し、その人の中ではそれが普通。もちろん優劣も善悪もない。当たり前のことのようだが、心底それを感じることができて、なんというかこう、「受け入れ幅」が広がった。もともと広いんだが、もっと広がった。
このままじゃ仙人になってしまいそうだ。