論理的かどうかを確認すべし

最近ちょっと気になるのが「論理的か否か」である。

たとえば雑誌の記事中に、「AはBである」という主張があったとする。そして根拠が、箇条書きのような感じで記載されていたとする。
ナルホドナルホドと読みながら、ふと思う。
「これで本当に根拠として足りている? 網羅的になっている?」
疑問を感じる場合は、何らか視点が足りていない場合が多い。論理がきちんと構築されていないのだ。

もちろん雑誌だけではなくて、書籍でもブログでもプレゼンでも普段の議論でも同じだ。論理がおかしければ、聞いているほうは、指摘まではできなくとも、「なんか変」と違和感を抱いてしまい、手放しで拍手できないのだ。
論理的であったほうがスッキリする、話が早くなる、シンプルになる。そんなシーンはけっこう多い。

ではどうやって論理を構築するのか。
常に完璧に論理的であることは難しい。だが、論理が構築しやすいように考え方を工夫することはできる。

たとえば「結論」と「根拠や手段」で論理を作る場合、「根拠や手段」を網羅的にするのだ。モレなく、ダブりなく。コンサルタントふうに言えば、MECE(ミーシー)にするのである。
MECEにする簡単な方法は、「マーケティングの4P」とか「3C」とかいったフレームワークを活用することや、プロセスで分解することなどだ。
「イン」と「アウト」から考えを始めてみるのもいい。たとえばこんなふうに。

論理構成

ダイエット方法について考えるとき「インプットを減らす」「アウトプットを増やす」の2つに分解すればまずMECEであり、そこからさらにツリーを展開して行けば網羅的な内容にしやすいというわけだ。

あるいは、MECEとか云々を考えるほどでない場合でも、少なくとも図解すると論理的かどうかを確認しやすいし、納得感も得られやすいと思う。
私も日々、論理的であろうと努力しているが、なかなか難しいのでせめて図をたくさん書いている。

そんなわけで事務所の会議室にホワイトボードがほしくてたまらない。
壁に貼る紙状のホワイトボードを試してみたくもある。使用したことある方いらっしゃれば使用感を教えていただければ嬉しいです!
と脱線しつつ終わり。