Apple Watchと1年

Apple Watchを手にして1年が過ぎた。

海外のTech界隈の一部では、Apple Watchを「もうつけてない」と言うのが流行ったり、「今もつけてる」派が擁護したりなど、1年経っても賛否両論な感じで面白い。なんだかんだと話題にのぼっているのは良いことだ。Appleが新しいバンドを定期的に出していることも大きいのだろう。

私はといえば、相変わらずのApple Watch好きで、家にいる時間が長いにも関わらず毎日つけている。丸一日ずっと外していたのは、風邪で寝込んだときと、去年の夏の暑すぎた数日間だけだ。

毎日身につけている理由としては、自分のアクティビティ(歩数、距離、スタンド時間、エクササイズ時間、アクティブエネルギー、安静時消費エネルギー、心拍数)が自動的に記録されているのが興味深いからというのが大きい。
しかしそれだけならば、ほかの、もっと小さくて軽い、気軽な活動量計で十分かもしれない。それでもApple Watchを選ぶのは、通知とアプリがあるからだ。

通知の良さは誰もが認めるものだが、アプリはどうだろう。なかなか厳しい。
起動が遅い、データの読み込みが遅い。表示を待つ間ずっと腕を上げているのがつらい。ゆえにアプリはほとんど使っていないと言う人も多い。
私も利用しているアプリはかなり限られている。それでもその限られたアプリだけでも、すぐそこに、いつでも使える状態であるというのは非常に便利なものだ。

毎日のように使っているのは、アクティビティ、天気、タイマー、音楽・Podcastのコントロールができるグランス。外に出るときはYahoo!乗換案内で最寄り駅の電車の時刻確認して、BitListで買い物リストチェックして、iPhone取り出しにくい混んでる電車の中でTweetbot見たりとか、人と話しながらざっくりカレンダー見たいときにはCoyomiで見るし。

もちろんそれらはiPhoneでも見れるし、iPhoneの方が表示も大きいし便利だろう。頭ではわかっているのだが、Apple Watchはいつでもそこにあるのが強い。探す必要ない。私は天気を見るのが好きなのだが、Apple Watchに慣れすぎて、最近はiPhoneで天気を見るときは毎度検索している。タイマーに関してはもはやiPhoneやリアルなタイマーはまったく利用しなくなった。紅茶をいれようとして、お湯をわかしては冷えるまで忘れ、茶葉にお湯を入れたのにものすごく濃くなるまで忘れ、という人には手首にタイマーがあるの最強だ。

アプリは、すぐに使えるようにしておくために、コンプリケーションとして文字盤に表示しておいたり、スワイプしてすぐに見れるグランスに登録したりしている(逆に言えば、コンプリケーションにもグランスにも対応していない、しかも通知も来ないアプリはほとんど利用していない)。

文字盤はすぐに切り替えられるから、自宅にいるときと、外出時で違うものを使っている。自宅では実用性重視、外ではタイマーとか使わないのでより時計っぽい文字盤で。
バンドもよく交換してる。ふだんは汚れても平気なスポーツバンドや気楽なナイロンウーブンバンドで過ごし、人に会う日はレザーのバンドに交換する。そうやって、違う気分になれるのがうれしい。

今年、新しいApple Watchは出るだろうか。個人的には出てほしい。
とにかくスピードアップしてほしいのが一番。あとは、ちょっと薄くなって、さらにバッテリーが倍ぐらいになってくれると最高だ。バッテリー増えれば文字盤の常時ONモードができるのではという期待もある。

と、このような感じで、相変わらず、Apple Watch好きとして生きております。