2012年4月10日

iPad読書生活、私の場合

読書好きの例にもれず、私も「紙」や「印刷された文字」が好きだ。美しいし、本に囲まれているときの安心感はほかでは得られない...

読書好きの例にもれず、私も「紙」や「印刷された文字」が好きだ。美しいし、本に囲まれているときの安心感はほかでは得られない。しかし一番大切なのは何が書かれているかだと思っている。それがよく伝わるのであれば、「紙の書籍」であることは必須ではない。
むしろ私にとっては、紙の書籍は読みづらい。
大切な書籍は紙としても取っておきたいが、同時に電子書籍としてもほしい。鑑賞保存用に紙、読む用に電子みたいな。

なぜ電子書籍のほうが良いかって、紙という「実体」の無いメリットが大きいからだ。
実体には制約がともなう。存在する場所が限られ、そのサイズ、重さは、読者に接し方を制限させる。
実体は必要なときだけあればいい。たとえば暑く日差しのまぶしい屋外でiPad読書はできないが、手軽な場所でオンデマンド印刷できればそれですむ。

私は今、読書のほとんどをiPad(もしくはiPhone)で行っているので、どんな感じだか記録しておこうと思う。
KindleストアやiBooksストアが日本の書籍を売り出したらまた変化するので、今の過渡期の電子読書生活を。

iPadで何を読んでいるのか

ビジネス書、技術書、参考書、小説、まんが、どれもだいたい同じぐらいまんべんなく読んでいると思う。
ほとんど日本語の書籍で、たまに英語書籍に挑戦しては挫折している(英語書籍に気軽にチャレンジできるのも電子書籍化の大きな恩恵のひとつ)。

私の読む本は、どちらかというと縦書きのほうが多いかもしれない。その半数に対しては「これ横書きのほうが読みやすいだろうな」と思いながら読んでいる。英語が入っている本、英語が無理にカタカナにされている本など。
電子書籍の形式とリーダーアプリによっては、縦横を変更できるものもあるので、そうすることもある。「電子書籍だから横書きが読みやすい」というようなことはない。パソコンのモニターでは縦書き文書は読みにくく感じるが、iPadだと縦でも横でも違和感無く読める。

読書時間の大半は、お風呂と寝る前と移動中

どんなふうに読んでいるのか。
移動中はiPhoneで読んでいる。文字を少し大きめにしておくと乗り物酔いしづらいし、歩きながらでも読みやすい。
お風呂では2重のジップロックで防水したiPadで。iPadが重いので、お風呂用ブックスタンドの購入を検討している今日このごろ。
寝る前にはiPadを横の壁に立てかけて読む。手ぶらで読めるので寒い冬は助かる。ページめくりもそっと指でタップするだけだから楽。
すぐに寝そうなときは手軽にiPhoneで読む。

読書端末としては、Kindleも持っているが、Kindleを取り出すより手元にあるiPadで読むことが多い。Kindleのほうが軽いし、まぶしくなくていいんだけど。入っている本が限られているからだろうか。
あ。第三世代のiPadが出てからは文字の美しさで圧倒的にiPadの読みやすさがあがったので、今後Kindleストアが出来たとしても、Kindle端末で読むという選択肢はほとんど無いかもしれない。

最近お気に入りのリーダーアプリ

そんな感じで、Kindle端末はあまり使っていない私だが、iPhone/iPadのKindleアプリが好きだ。
同期がすばらしい。夜モード(黒地に白文字)がすばらしい。
Kindleストアは日本にはまだないから、洋書を買うわけで、英語がいつまでたっても成長しない私には苦しいのだけど、なんと、Kindleアプリに標準で英和辞書が追加された! わからない英単語を長押しすればすぐに日本語訳が出る! 最強。
KindleアプリにはKindleストアで買った本だけが入っている。ほかの書籍も入れられるらしいが、制限があるとかデバイス間で同期できないとか、いろいろ聞くので面倒に思って入れていない。

あとは自炊PDF(書籍を裁断→スキャン→PDF化したもの)を読むには、PDFを読むのに適したリーダーを使っている。
今はCloud Readers、ちょっと前まではBookman。これらについては、また別途自炊PDFどうしてるかについて書こうと思うのでそっちで書く(予定)。

EPUBフォーマットの電子書籍は、iBooksで読んでいる。
そもそもEPUBフォーマットの本は、日本の書籍ではまだあまり多くないので量を読んでいない。よって特にこのリーダーがオススメっていうのは無い。iBooksがじゅうぶんすばらしい。

ストアが提供している専用リーダーアプリでしか読めない書籍については、仕方ないのでそれで読んでいる。
危険があるのは承知だ。
iPad(第3世代)が出たとき、それらのアプリがのきなみ起動しなくなったり、挙動がおかしくなったりということがあった。「ああ、こういったことが、いつかこれらサービスがなくなったとき起こるのだ」と実感。基本的に、一度読んで満足の本たちを買って読むのが良いと思う。
たとえば長編の漫画や小説など、全巻ものは実体を買うのはいろいろ面倒だが、電子書籍ならお手軽です。

具体的にどこで何を買っているのか

Amazon.comのKindleストア
英語の電子書籍を買う。Kindleアプリでしか読めないが、Kindleアプリが素敵なのでとりあえず満足。
サンプルでけっこう多めに読めるところも素敵だと思う。
スティーブ・ジョブズを買ったけどめっちゃ初期に挫折。
ほかにもビジネス書を数冊買ったが、なかなか読む気になれず、今は小説に挑戦中。

O’Reilly Japan Ebook Store
オライリーの技術本を買っている。
フォーマットはPDFとEPUBとある。DRMフリーなのでどのリーダーでも読める。素晴らしい。

A Book Apart
A List ApartによるWebデザインに関する技術書ストア。英語。
100ページ程度、単一トピックで手軽。
PDF、ePub、mobiフォーマットが入っていて、どのリーダーでも読める。

Voyager Store
専用リーダーでしか読めない電子書籍ストア。
主に小説・ビジネス書系を買っている。
グーテンベルク21っていうコーナー(?)には世界の古典もあったりする。「モンテ・クリスト伯」全五巻を読んだりした。
iPad(第3世代)でよく落ちるけど字はきれい。

eBookJapan
専用リーダーでしか読めない電子書籍ストア。
主にまんがを買う。
なつかしい「BANANA FISH」を全巻買いした。

Kinoppy
ストアとリーダーが合体した紀伊國屋書店の電子書籍アプリ。
アプリ内で書籍の購入が完結できるのが便利。
フォントサイズ変更がなぜかとてもわかりにくい。
Retinaにはまだ対応してない(現在申請中らしい)ので、字があれている。

ブクログのパブー
プロ・アマチュア・有料・無料、いろいろある電子書籍ストア。
PDF、EPUBでダウンロードできる。どのリーダーでも読める。
最近買ったのは「こんな僕でも社長になれた」500円、即買い。

Amazon.co.jp
日本のAmazon。電子書籍は売っていない。
紙の書籍で購入→PDF化サービスに直送→PDFでダウンロード。
今読んでいる本の半分以上はこの自炊PDF。このあたりはまた次に書く。

(おすすめストア、おすすめリーダーあったら教えてください)
 

不満はもちろんある

iPhone/iPadでの読書が完璧にすばらしいとは決して思わない。
不満はもちろんある。

  • 一番の不満は品揃えがまだ少ないこと。増えてきたけどもまだまだ。
  • ストアがそれぞれ小さいので検索しにくい。横断検索するらしきサービスも本当に網羅してるのかというと、まだなのだろうーという印象。
  • 専用リーダーでしか読めない書籍はいつか読めなくなる。
  • 大半は貸し借りできない。
  • iPadの不満。暗闇ではまぶしい、重い。
  • いろんなリーダーアプリを使うとメモやブックマークが分散する。本棚もメモもひとつにまとめたい。
  • ソーシャルリーディング的なことをしたいけど、「電子書籍+ソーシャルリーディング=新しい読書体験!!」という感じになっていない。少なくとも日本では。

などなど、不満はつのれど、それをおしても便利で楽で読みやすい、と個人的に思うのでございました。
iPadすばらしいです。
早く電子書籍全盛になると良いですな。

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堀内 敬子(ほりうち たかこ)

堀内 敬子(ほりうち たかこ)

デザイナー。iOS/Android/WebアプリのUI作ります。猫好きです。

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