WWDC 旅の記録1:現地入り

6月9日から16日までの7日間、WWDC 2013 のためにサンフランシスコへ行ってきた。
初WWDC、初アメリカ大陸、初海外ひとり旅ということで、事前にいろんな記事を参考にさせてもらった。私も何か書いておく。
WWDC本体はほぼNDAで書けないので、その他のことばっかり書くことになると思います。旅慣れしてない人の記録なので、間違ってるとこあったら教えてください。
最初は長いけど、あとは飛ばし気味になることうけあい。

とりあえず費用の話

– WWDCチケット 約16万
– 航空券 約11万
– ホテル代(6泊)約18万
雑費も入れて、おおざっぱに50万という感じであった。

ホテル代が高いのは、女性ひとりなので比較的良い所でないと怖かった、自分のスタミナが心配なので遠くのホテルにしたくなかった、ひとり部屋なので高かった、というところでございます。ちなみに、ひとり部屋もふたり部屋もあまり値段変わらなかったりするので、シェアができるならシェアしたほうが断然良い(ああ来年はみんな無事チケットとれますように!)。

WWDCのチケットが高いと思う人も多いと思いますが、5日間みっちりセッションやらラボやらイベントやらあるので、5で割ると1日3万ちょい。納得できる費用に思えてくるはず。ついでに朝ご飯と昼ご飯は支給されるし、コーヒーも飲み放題だし、おやつも出るし、2日間は公式のパーティで軽食食べれる。そのほか非公式のパーティで食べつなぐこともできるらしい。私はチキンなので行けなかったが。そんなわけで滞在中、食費はだいぶ節約可能です。

そんなこんなでお金はかかるのですが、来年もまた行きたいと思っているわけなので、毎年気持ちよく散財できるように稼ぎたいものです。お仕事がんばります。

WWDC前日。日本を出発(6月9日)

飛行機はデルタ航空で、成田を 15:55 に出発、10時間弱のフライトを経て、同日の朝 9:35(現地時間)にサンフランシスコ着の便にした。なんでデルタかというと安かったから。日程的にはWWDC前日に着いて、終わった翌日に帰国の日程。

デルタ航空

成田空港へは渋谷から直行便がある。
ひとり旅ゆえ、珍しく用意周到になっていた私は、あらかじめ、渋谷発・成田空港行きのリムジンバスを予約した。が、乗り遅れた。一瞬あせったが、渋谷から成田へ成田エクスプレスという1本で行ける電車があった。社内はきれいで快適だしバスより早いし、渋滞とか気にしないで良いので、最初からこちらにしておけば良かったと思ったが、もしこれに乗り遅れたら飛行機が危うくなるので、次回もバスの時間を基準にしていたほうが個人的には良いのかもしれない。

ツアーじゃない海外旅行が初めてなので、空港に着いてから何をすれば良いのかわからない。ぐぐりながら向かったが、難しいことはなかった。出発ロビーに行って、航空会社のカウンターでチェックインして大きな荷物を預けたら、セキュリティチェックへ。そこから先の税関や出国審査などは流れに乗ってたら済む感じ。あとは搭乗口付近で搭乗が始まるのを待つだけだ。

私は、現地でネット回線使えるよう、Mi-Fiを事前に予約していたので、セキュリティチェック前に受け取りに行った。テレコムスクエア。1日1000円。出発ロビーにカウンターで受け取り、帰国時には到着ロビーで返却することができる。

出発2時間前ぐらいに成田空港に着いていたが、搭乗口にたどりついて10分もしないうちに搭乗が始まった。「海外旅行のときは2時間前に空港に着くこと」とよく聞くが、慣れてない人や空港を楽しみたい人はもう少し前についておいたほうが安心かもしれない。
でも搭乗口付近にゆっくりコーヒー飲めるところは無い様子だったので注意。私はややショックを受けつつ搭乗口のすぐ近くにあったマクドナルドでコーヒーを買った。あ、機内でもコーヒー飲めますが薄いです。

デルタ航空の客室乗務員のみなさんは、日本語が喋れたり喋れなかったり、ごつい兄さんだったり優しそうな姉さんだったり少年のような金髪青年がいたりしたけど、日本語発音の「コーヒープリーズ」「ウォータープリーズ」が何の支障もなく通じたので、慣れていらっしゃるようです。
機内では離陸してしばらくすると飲み物とスナックが配られ、1.2時間したら夕食、みな寝静まった頃にひそやかにお菓子が出て、到着1時間前ぐらいにが電気がついて明るくなり軽い朝食が出る。帰りは写真を撮ったので後でのせると思う。

また、機内では税関申告書が配られるが、早めに書いておいたほうがいい。
私は現地について慌てて記入して遅れを取ってしまい、入国審査の列でながーーいこと待つはめになった。
パスポート番号とか滞在場所とかも記入が必要なので、それらはすぐに見れるようメモっておくと楽。私はiPhoneのEvernoteにそういった情報を全部入れておいて、オフラインでも見れるように設定していた。

機内は寒い、と聞いていたけど、私の乗ったデルタはそうでもなく、快適であった。
ただ私は乗り物でなかなか寝れない性質だったのに、旅が久しぶりすぎてすっかりそのことを忘れており、眠いのに眠れないツライ10時間を過ごした。飛行機で寝るためにと思って、前日もあまり寝ていなかった。寝れないなら寝れないで最初からそう覚悟していたほうが楽な10時間を過ごせます(と帰りに思った)。

サンフランシスコ到着(6月9日)

San Francisco International Airport (SFO)

無愛想ときいていた空港の係員さんたちは皆すごくフレンドリーだった。
何かジョークも言ってた(よくわからなかったけど)。
日本人と知ると、コンニチハと挨拶してくれるし、お菓子持ってるって言うと「ポッキー?」と嬉しそうに聞いてくる。私が間違った方向に行こうとしたら、「ヒダリ! ヒダリ!」と慌てて教えてくれた。

空港から、WWDC 会場の最寄り駅である Powell Street Station までは BART(電車)で1本。迷いません。BART のチケットの買い方は迷います。現場にいる人に質問するのが早いけど、自信のない人はぐぐっておくと良い。私はそのときまだ英語で質問する勇気を持てなかったので人の行動を凝視して学びました。ややあやしい旅人ですが、みんな迷っててキョロキョロしてたので問題ないと思うんだ。

ちなみにBARTでは、この数日後、5ドル札入れて、1.75ドルのチケットを買った際、おつりがすべてコインで出てきて愕然とした。現地でコインを使う機会はほとんどないし、日本円に両替もできないらしいので、できるだけコインをゲットすることは避けておきたいのです。BARTのチケット買うときはできるだけお釣りが少なくなるようギリギリのお金を入れましょう。
私は次回は SUICA みたいなやつを買いたいと思っている。

BARTの車窓から

なんとも感想の述べようがないこの写真は、BARTの車窓から撮った。
電車の中の危険度が不明で、iPhone を出していいのかわからなかったため、さっと出して、さっと撮って、さっと鞄に戻したりしてたら、こんな写真しかとれませんでした。今思えば、あのとき周りは健全そうな旅行者ばかりだったのだがー。
電車の中から見たサンフランシスコは、思ったより何もない感。

さて、Powell Station に降り立つと、そこは異国でありました。
さっきまで、サンフランシスコ何もないな〜〜〜と思ってたのに、Powellは大きかった。
建物が大きい。お店が大きい。人が大きい。いろんな人がいる。ホームレスが積極的。
突然の異国っぷりに、呆然としてしまった。

そしてホテルの場所がわからないのだが、そのときは電車の中に引き続き、iPhone見ながら歩いてよい場所なのかどうかという判断がまだ全然できなかった。今思えば昼間だし、まわりに老若男女いっぱい人がいるし、観光客もいっぱいいるし、通りの雰囲気も人の雰囲気も明るいし、問題なかったのだけども。

駅から1分のホテルに、ぐるっと30分ぐらいかけて到着。
荷物を先に預けようと思ったらそのままチェックインできた。ラッキー。ネット回線有料のホテルだったので、インターネットつなぎたいんだけど的なことも言って、つなぎ方をおしえてもらった。
ちなみにこの時点では、睡眠不足きわまりないし、疲れているし、異国に圧倒されてるしで、もごもごと喋ってしまい、英語がなかなか通じなくて困った。この旅の全体を通して思ったことだけど、元気度と英語通じる度は本当に比例している。発音がおかしくても、文法おかしくても、大声でハキハキ喋ったほうが通じる。

Moscone West で事前にチケットをゲット

ホテルの部屋はとても良い感じだった。机がある、ソファがある、バスルーム広いしバスタブもある(でもなぜか換気扇はない)。
シャワーあびて、少し元気を取り戻し、パスポートと財布と iPhone だけ鞄に入れて身軽に会場へ。前日にチケットをもらっておかないと、基調講演で並ぶ前に、チケットのために並ぶハメになるわけなのですね。

会場までは歩いて10分程度。
迷ったので30分ぐらいかかったけど、想定内です。

WWDC 受付

WWDC会場の受付はこんな感じ。
おみやげジャケットは、サイズをきかれて思わず Medium と言ったらとても大きかった。
受付にいたお兄さんはフレンドリーだったし、混んでなかったし、今思えばもっと話してみれば良かった。MサイズってメンズのMサイズなのかもちゃんと聞けば良かった。でもそのときは、チケット失くさないでねとか、Keynote以外はコンフィデンシャルだからねとか、そういう注意事項を聞いて OK とか I understand とか言うので精一杯。しかも最後に兄さん超笑顔で「Have a nice week!」とか言ってくるわけですよ。嬉しいんだけど、慣れてないのでなんて返せばいいかわからない。かろうじてニヤニヤ笑いながら「Thank you」と言って去った。

ちなみにスーパーでも店員さんが「Hi, how are you?」「Have a good day!」とか言います。常に。文化の違い。インターネッツではそんな違いわからなかったよ。Huluで海外ドラマ大量に見たけど、気づかなかったよ。
異国じゃーーー、いろんな異国っぷりを誰かと分かち合いたいが、私ひとりじゃーーー、と、ものすごい疲れ果ててつつ、サンドイッチと珈琲と水を買って、ホテルに戻り、少し仕事をして、寝た。

机と椅子があって快適

そんな長いWWDC前日でありました。文章も無駄に長くなった。
続きは短くなるよきっとね!
おやすみなさい。